10年、10万キロを超えると、自動車は大事な部品を交換する必要が出てくる。わが家の車もこの節目をとうに超え、エンジン回りの部品一式を思い切って取り換えた。

 後日届いた15万円超の請求は痛かったが、それ以上に驚いたのは業界研究の一環で引き取った交換部品。10年超も働いたのに、タイミングベルトは新品同様の張りがある。ウオーターポンプもベアリングも滑らかな動きは健在だ。

 役目を終えた部品の数々には、この経済面でも常連の中部の企業名が刻印されていた。自動車担当としてうれしくもあり、誇らしくもある。

 車を長く乗る人が次に直面するのは、13年経過後の自動車税の大幅増税だ。環境に優しい車への乗り換えを促す趣旨は分からなくもないが、1台を大切に乗り続けるのもまた、エコだと思っている。

 税制に背中を押されて買い替えるか、愛車と交際を続けるか。負担増を前に組んだ腕を解けずにいる。 (河北彬光)