かぶしきこうかいかいつけ(てぃーおーびー)

企業の経営権を取得する手段の一つ。買い付けをする企業は、対象企業の株式の買い付け期間、取得価格、数量などを公開し、証券取引所を通さずに広く株主から買い集める。取得価格は一般的に、市場価格よりも上乗せ分(プレミアム)を付けた額を設定する。TOBは「Take-Over Bid」の略。対象企業の賛同を得て実施する友好的TOBと、賛同なしに行う敵対的TOBがある。敵対的TOBが成立した事例は2019年1~3月に、スポーツ用品大手デサントの筆頭株主の伊藤忠商事が、同社に対して実施したTOBがある。伊藤忠は約30%だった株式保有比率を40%に引き上げて3分の1超を保有し、株主総会の重要議案に対する拒否権を握った。外食業界でも、大手のコロワイドが定食チェーンの大戸屋ホールディングスに対して20年7~9月に実施したTOBが成立した。