なごやみつこしさかえてん

名古屋・栄の百貨店。発祥は、1869(明治2)年に尾張国丹羽郡生まれの初代中村嘉兵衛が開業した呉服店で、戦後の1954(昭和29)年に栄の商業ビルに入居し、「オリエンタル中村百貨店」として営業を始めた。69年に大手の三越と業務提携し、80年に「名古屋三越百貨店」に商号を改めた。経済成長とともに百貨店は小売りの主役として台頭し、三越のほか、名古屋市内の松坂屋名鉄百貨店丸栄(2018年に閉店)の頭文字を取って「4M時代」の到来と言われた。バブル崩壊後に競争環境が厳しくなる中、三越は03年に名古屋三越と合併し、さらに08年に伊勢丹と経営統合。名古屋三越は10年にあらためて分社化され、三越伊勢丹ホールディングスの完全子会社となった。栄店が入るビルは、1952年設立のオリエンタルビル(名古屋市)が運営する。